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未成年者の肥満とコロナ自覚症状

1/25/2022 9:30:02

新型コロナ

今日のポイント:未成年者の肥満はコロナ自覚症状が出やすい


 肥満症の方はコロナ重症化リスク因子であることは以前の記事(コロナ重症化因子とは)で述べましたが、コロナ軽症患者でも肥満であると自覚症状が出やすいようです。今日はそんなことを調べた最新の研究を紹介していきます。

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 アメリカのロサンゼルス小児病院の調べによると、2020年6月~2021年1月の間に同院および関連施設で治療を受けた552人を対象に調査し、そのうち470人(85.1%)が新型コロナウイルス陽性であった。内訳は成人(18歳以上)261人(55.5%)、未成年(12-17歳)61人(13.0%)、小児(12歳未満)148人(31.5%)でした。
コロナ症状に注目すると

  • 小児は未成年、成人に比較して自覚症状が少なく(中央値 小児2つ、未成年・成人3つ)、症状の持続期間が短かった(中央値 小児5日、未成年・成人3つ)
  • BMI25をポイントとして見てみると、BMI≧25の人は呼吸器症状(咳、息切れ)が多く、症状の数も有意差があった(3:2)
  • また、過体重・肥満の未成年はそうでない未成年に比べて自覚症状が出やすく(2:1)、呼吸器症状が持続しやすかった(7日:4日)。ただし小児では同様の差は見られなかった。

以上より、体重の適切なコントロールで、万が一コロナに罹患した場合でもその自覚症状を軽減できる可能性が示唆されています。一般に肥満はその他疾患のリスクも大きく高めるため、適切な食事と運動の重要性は再認識される必要があるでしょう。


参考:Clinical manifestations of COVID‐19 differ by age and obesity status - Cheng - - Influenza and Other Respiratory Viruses - Wiley Online Library

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