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睡眠障害やうつ病は急性冠症候群リスクと関連するか?

3/3/2026 10:00:04

メンタルヘルス

今日のポイント
→いくつかの精神疾患は急性冠症候群のリスクになり得る

精神疾患と急性冠症候群との関連を評価しました。カナダ・カルガリー大学からの報告です。(JAMA Psychiatry誌オンライン版、2026年1月14日号)

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これまでの研究により、精神疾患は従来の心血管リスク因子と関連し、それらを介して急性冠症候群のリスクを高める可能性が示唆されていますが、精神疾患ごとのリスクについては十分明らかにはなっていませんでした。そこで研究グループは、精神疾患のない患者と比較して、精神疾患を有する患者における急性冠症候群との関連性を評価するためにシステマティックレビューおよびメタ解析を実施しました。MEDLINE、EmbaseおよびPubMedを用いて、精神疾患と急性冠症候群との関連性を調査した観察研究またはランダム化試験を抽出しました。データはランダム効果メタ解析で統合しました。

●25件の研究が包含基準を満たしました。参加者は2,204万8,504例で、年齢中央値は48.0歳、男性は1,301万9,897例(59.1%)でした。
●PTSD、不安障害、睡眠障害、うつ病は急性冠症候群のリスク増加と関連していました。ハザード比(HR)と95%信頼区間(CI)は以下のとおりでした。
・PTSD HR:2.73、95%CI:1.94~3.84、p<0.001、エビデンスの確実性:中
・不安障害 HR:1.63、95%CI:1.40~1.89、p<0.001、エビデンスの確実性:低
・睡眠障害 HR:1.60、95%CI:1.22~2.10、p<0.001、エビデンスの確実性:低
・うつ病 HR:1.40、95%CI:1.11~1.78、p=0.01、エビデンスの確実性:非常に低
●双極症および精神病性障害は、急性冠症候群のリスク増加との有意な関連は認められませんでした。
・双極症 HR:1.48、95%CI:0.47~4.61、p=0.28、エビデンスの確実性:非常に低
・精神病性障害 HR:0.97、95%CI:0.01~178.30、p=0.06、エビデンスの確実性:非常に低

以上より、うつ病、不安障害、PTSD、睡眠障害が急性冠症候群のリスク増加と関連していることが示唆されました。


参考文献:
Mental Disorders as a Risk Factor of Acute Coronary Syndrome: A Systematic Review and Meta-Analysis | Psychiatry and Behavioral Health | JAMA Psychiatry | JAMA Network

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