親のストレスが軽くなると子どもの肥満リスクが低下するか?
6/11/2026 10:00:05
今日のポイント
→親のストレスが軽くなると子どもの肥満リスクが低下する
ストレスを抱える親をサポートすることが、子どもの肥満の予防に役立つのか。米イェール大学医学部ストレスセンターからの報告です。(Pediatrics、2026年3月6日)
今回の研究では、2~5歳の子どもを持つ過体重または肥満の親をランダムに2群に分け、1群にはストレスコントロールと不健康な行動の回避に焦点を当てたマインドフルネス・トレーニングに加え、健康的な食生活と運動に関する教育介入を行いました。もう一方の群(対照群)には健康的な食生活と運動に関する教育のみを行いました。介入期間は両群ともに12週間で、週1回、最長2時間程度、グループ単位で実施されました。この期間中、親のストレスレベルと子どもの体重をモニタリングし、また介入終了後も3カ月間、子どもの体重や食生活の変化を観察しました。
・解析対象となった親は114人で、平均年齢34.6±5.8歳、母親が95.6%、BMIは34.8±6.2であり、子どもは平均月齢43.5±13.5月で女児が52.6%でした。
・解析の結果、マインドフルネス・トレーニングを受けた群では、親のストレスが軽減して子育てを肯定的に捉えるように変化し、さらに子どもの不健康な食生活が改善されました。
・しかし対照群ではこのような変化が認められませんでした。
・介入開始から介入終了後3カ月にかけて、親がマインドフルネス・トレーニングを受けた群では、BMIが85パーセンタイル(米疾病対策センター〔CDC〕による小児の過体重のカットオフ値)以上の子どもの割合には、有意な変化がありませんでした。
・それに対して対照群の子どもでは、その割合が22%から39.6%へと有意に増加していました(オッズ比6.04〔95%信頼区間1.06~34.4〕)。
以上より、マインドフルネスのトレーニングを受けた親はストレスが低下してポジティブな感情を抱くようになり、その子どもたちの食生活が改善し、体重増加も見られなくなる可能性が示されました。
参考文献:
Mindfulness Intervention for Parent Stress and Childhood Obesity Risk: A Randomized Trial - PMC
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