title

適量の〇〇で心不全や脳卒中リスクが低下

8/23/2026 10:00:07

その他

今日のポイント
→適量のコーヒーで心不全や脳卒中リスクが低下

カフェインおよびコーヒー摂取が心血管系に及ぼす影響を調査しました。米国心臓協会(AHA)専門委員会らの報告です。(Circulation誌オンライン版、2026年7月20日号)

image

本ステートメントでは、カフェインおよび主にコーヒーを中心としたこれまでの観察研究、遺伝学的研究(メンデルランダム化解析)、およびランダム化比較試験(RCT)のエビデンスを包括的に評価しました。カフェインの代謝には個人の遺伝的背景や耐性が大きく関与することや、急性摂取と習慣的摂取での作用の違い、コーヒーに含まれる非カフェイン成分(ポリフェノールなど)の寄与についても考察がなされました。

・血圧・糖尿病:習慣的なコーヒー摂取は血圧に対して逆J字型の関連を示し、1日1~3杯の摂取でリスクが増加するものの、摂取量が増えるとリスクが減少する傾向があることが示されました。また、習慣的なコーヒー摂取は2型糖尿病の発症リスク低下と一貫して関連していました。
・脂質代謝:カフェイン自体は血清コレステロールに影響を与えないが、フレンチプレス、ギリシャ/トルココーヒーなどの「未濾過コーヒー」に含まれるカフェストールはLDLコレステロール値を上昇させるため注意が必要です。
・不整脈:カフェイン入りコーヒーの習慣的摂取は心房細動(AF)のリスクを低下させることがRCTなどで実証された一方、心室期外収縮(PVC)の頻度を増加させることが示されました。
・心血管疾患・脳卒中:軽度(1.5杯/日)~中等度(3.5杯/日)のコーヒー摂取は冠動脈疾患リスクを約10%低下させました。心不全リスク(4杯程度/日で最も低値)や脳卒中リスク(3~4杯/日で最も低値)の低下と関連していました。
・高用量カフェインのリスク:エナジードリンクや純粋なカフェインサプリメントなどの高用量摂取は、血圧の上昇や重篤な不整脈など心血管へ害を及ぼす可能性が高くなりました。

以上より、習慣的な適量摂取(カフェイン最大400mg/日、8オンスカップ[約240mL]でコーヒー3~5杯/日)は多くの成人において安全であり、冠動脈疾患、心不全、脳卒中、心房細動、2型糖尿病などのリスク低下と関連していることが示されました。


参考文献:
Caffeine and Cardiovascular Disease: A Scientific Statement From the American Heart Association | Circulation

この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓

PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へにほんブログ村 病気ブログ 新型コロナウイルス感染症へにほんブログ村 病気ブログ がんへ