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都道府県別にみるコロナ抗体保有率の違い

12/18/2022 10:00:03

新型コロナ

今日のポイント:沖縄県が最高、長野県が最低
 

2022年11月30日に新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードより都道府県別のコロナ抗体保有率の研究報告がされました。

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2022年11月6日~13日にかけて行われ、対象は全国の日本赤十字社の献血ルームなどを訪れた献血者8,260人で、献血時の検査用検体の残余血液を用いて抗N抗体の有無が調べられました。日本全体および都道府県・男女・年齢群別の抗体保有率が解析されました。

  • 過去の新型コロナウイルス感染で獲得したとみられる抗N抗体を保有する人の割合は、全国平均で26.5%(95%信頼区間[CI]:25.6~27.5)でした。
  • 都道府県別にみると、最高は沖縄県の46.6%(95%CI:41.2~52.1)、最低は長野県の9.0%(95%CI:4.6~15.6)でした。

 
<抗体保有率(95%CI)の高かった都道府県(上位3都道府県)>
沖縄県:46.6%(41.2~52.1)
大阪府:40.7%(34.7~46.9)
鹿児島県:35.2%(28.8~42.0)
 
<抗体保有率(95%CI)の低かった都道府県(下位3都道府県)>
長野県:9.0%(4.6~15.6)
徳島県:13.1%(8.2~19.5%)
愛媛県:14.4%(9.1~21.1%)
 

  • 男女別の抗体保有率は、女性26.5%(95%CI:24.7~28.4)、男性26.5%(95%CI:25.4~27.7)で、年齢群別の抗体保有率は以下の通りでした。

 
<年齢群別の抗体保有率(95%CI)>
16~19歳:38.0%(33.5~42.7)
20~29歳:35.7%(23.8~38.8)
30~39歳:33.6%(31.0~36.3)
40~49歳:26.8%(24.9~28.8)
50~59歳:21.3%(19.6~23.0)
60~69歳:16.5%(14.4~18.8)
 
今回の測定結果には献血ができない15歳以下や70歳以上の高齢者は含まれず、単純集計に基づく速報値であることなどから、結果の解釈には留意が必要としています。


参考:献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有率実態調査(結果速報、概要)

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