title

子どものジュース摂取、多いと将来の〇〇リスク上昇と関連

8/25/2026 10:00:07

その他

今日のポイント
→子どものジュース摂取、多いと将来の高血圧リスク上昇と関連

子どものジュース摂取と将来の高血圧症のリスクを調査しました。
子どもがおやつの時間に飲むジュースは、将来の心血管の健康に悪影響を及ぼす可能性があるようだ。トロント大学(カナダ)からの報告です。(Circulation、2026年6月22日)

image

果糖(フルクトース)は、はちみつや果物に含まれている単糖類の一種で、清涼飲料水などに使用されています。小児や思春期の若者における果糖の多量摂取は、肥満や高血圧などの肥満関連の合併症と関連することが報告されています。しかし、砂糖入り飲料(sugar-sweetened beverage;SSB)、果汁100%ジュース、果物では、含まれる栄養成分や食品としての性質が異なるため、血圧への影響もそれぞれ違う可能性があります。

今回の研究でMalik氏らは、米国の長期コホート研究「Growing Up Today Study(GUTS)」の参加者2万5,749人(女性55%)のデータを用いて、果糖の総摂取量、およびSSB、果汁100%ジュース、果物の摂取と高血圧との関連を検討しました。参加者のGUTS登録時の平均年齢は12歳で、最長25年間追跡されました。

・追跡期間中に1,625人(6.3%)の参加者が高血圧を発症していました。
・解析の結果、果糖の総摂取量と高血圧発症の間に有意な関連は認められませんでした。
・果糖の総摂取量が最も少ない群を基準とすると、最も多い群の高血圧発症のハザード比は1.07(95%信頼区間〔CI〕0.92~1.25)でした。
・種類別に検討すると、SSBを1日2サービング以上摂取している群では週3サービング未満の群と比べて高血圧の発症リスクが52%高いことが示されました(ハザード比1.52、95%CI 1.27~1.83)。
・また、果汁100%ジュースを1日1.5サービング以上摂取している群では、週1サービング未満の群と比べて同リスクが35%高くなりました(同1.35、1.06~1.71)。
・一方、果物の摂取では、高血圧発症との有意な関連は認められませんでした。
・さらに、1日1サービングのSSBを1サービングの牛乳、水、または果物に置き換えた場合、高血圧発症リスクはそれぞれ13%、9%、22%低くなることが示されました。
・1日1サービングの果汁100%ジュースを1サービングの果物に置き換えた場合でも、高血圧発症リスクは19%低くなりました。

以上より、子どもの頃から果汁100%のジュースや砂糖入り飲料を日常的に飲んでいると、成人期に高血圧を発症するリスクが高まる可能性が示されました。


参考文献:
Consumption of Fructose-Containing Food and Beverage Sources in Childhood Through to Adulthood and Risk of Hypertension: A Prospective Cohort Study | Circulation

この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓

PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へにほんブログ村 病気ブログ 新型コロナウイルス感染症へにほんブログ村 病気ブログ がんへ