小児コロナの感染経路は？

今日のポイント：幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校ではクラス内感染が最多。高校では部活内感染が最多。


　社会活動が正常化に向けて動き出し、同時に教育機関での活動も以前のような形態に戻りつつあります。本日は学校児童における感染経路について、最新の厚労省データを見ていきたいと思います。

2022年5月11日の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料の要点は以下の通りでした。

• オミクロン株の急速な拡大を受けて、令和4年1月・2月には児童生徒の感染が急増しましたが、3月には減少に転じました。
• オミクロン株の特徴として、従来株よりも幼稚園児や小学生の感染割合が増加しています。
• 感染経路は、幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校ではクラス内感染が最多で、高校では同一部活内感染が最多となりました。
• 学校教科では、音楽の合唱、家庭科の調理実習、体育の組体操などの実施は控え、また部活動でも、大きな発声や激しい呼気を伴う活動は控えるよう求められました。

参考：学校における新型コロナウイルス感染症対策について(www.mhlw.go.jp)