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追加接種のタイミング、最適なのは?

7/10/2022 10:00:02

新型コロナ

今日のポイント:180日以降の追加接種が有効か
 

追加接種を行うタイミングはいつが最適なのか。これは追加接種を行う上で非常に重要な問題です。そんな疑問に対する一つの答えを示してくれた研究がスペイン・公衆衛生研究所より発表されました。(2022年6月2日、The Lancet Infectious Diseases誌オンライン版掲載)

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スペインの3つの全国人口データ(ワクチン接種登録、検査結果登録、国民健康システム登録)を使用し、ワクチン初回シリーズ(ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ製は2回、ヤンセン製は1回)をフォローアップ開始3か月以内に完了した40歳以上の方を対象にしました。尚、コロナ理還暦のある方は対象から除外しました。以下結果です。

  • 2022年1月3日から2月6日までワクチンの追加接種者と対照者を、性別、年齢層、ワクチンの種類、2回目接種からの経過時間、および以前の検査回数でマッチさせ、311万1,159人が解析対象となりました。
  • 初回シリーズのワクチンの種類は、ファイザー製が78.4%、モデルナ製が11.8%、アストラゼネカ製が7.6%、ヤンセン製が2.2%でした。
  • 追加接種は、ファイザー製が26.6%、モデルナ製が73.4%でした。
  • 全体としては、追加接種後7~34日目までの推定有効率は51.3%でした。
  • 追加接種の種類ごとの推定有効率は、モデルナ製が52.5%、ファイザー製が46.2%でした。
  • 初回シリーズの種類ごとにみた推定有効率は、アストラゼネカ製が58.6%、モデルナ製が55.3%、ファイザー製が49.7%、ヤンセン製が48.0%でした。
  • 初回シリーズ後151~180日に追加接種した場合の推定有効率は43.6%、180日を超えて追加接種した場合は52.2%でした。
  • 筆者は、推定有効率の観点からは180日以降が良いとするものの、オミクロン株の流行の速さからは早いタイミングでの追加接種も十分に妥当と考えています。

以上、今回は追加接種のタイミングに関する最新の報告をお伝えしました。
追加接種するタイミングの判断材料に利用してくださいね。
 
 
参考:Effectiveness of mRNA vaccine boosters against infection with the SARS-CoV-2 omicron (B.1.1.529) variant in Spain: a nationwide cohort study - The Lancet Infectious Diseases

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