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脂肪肝は心血管イベントリスクの上昇と関連するか?

7/30/2026 10:00:05

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→脂肪肝は心血管イベントリスクの上昇と関連

脂肪性肝疾患(脂肪肝)は、肝臓だけでなく心臓にも悪影響を及ぼす可能性があるか調査しました。米マス・ジェネラル・ブリガム心臓血管研究所からの報告です。(Clinical Gastroenterology and Hepatology、20206年5月20日)

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胸痛治療のために受診した患者を対象とする大規模研究(PROMISE試験)参加者のうち、3,637人(平均年齢60.6歳、女性51.4%)を対象に、脂肪肝、冠動脈プラークの定量的構成、および主要心血管イベント(MACE)との関連を検討しました。MACEは全死因死亡、非致死的心筋梗塞、不安定狭心症による入院が対象とされました。脂肪肝はCT画像で肝臓と脾臓の濃度差を比較する方法により判定しました。一方、冠動脈はCT血管造影を用い、プラーク、石灰化プラーク、非石灰化プラーク、低濃度プラークの容積およびプラーク負荷(プラークが血管容積に占める比率)を測定して評価しました。

・対象者の25.5%が脂肪肝を有していました。
・全体として、脂肪肝患者は非脂肪肝患者と比較して、わずかに若年で、男性が多く、心血管リスク因子をより多く有しており、MACE発生率も高くなりました(4.1%対2.5%)。
・臨床的なリスク因子を調整して解析した結果、脂肪肝患者では、総プラークおよび非石灰化プラーク容積がいずれも24%大きく、低濃度プラーク容積が11%大きくなりました。
・また、総プラークおよび非石灰化プラーク負荷が15%、低濃度プラーク負荷が6%高くなりました。
・さらに、肥満や動脈硬化性心血管疾患リスクスコアなどで調整した後も、脂肪肝は心血管イベントリスクの69%の上昇と関連していました(調整ハザード比1.69)。
・媒介分析の結果、脂肪肝とMACEとの関連の10.9%は非石灰化プラーク負荷により説明されることが示されました。

以上より、脂肪肝を有する人では有していない人に比べて、非石灰化冠動脈プラークの量が多く、全死因死亡や心筋梗塞などを含む主要イベントの発生率が約2倍に上昇していることが明らかになりました。


参考文献:
Hepatic Steatosis Is Associated With Increased Cardiovascular Risk Through Adverse Coronary Plaque Composition - Clinical Gastroenterology and Hepatology

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