Z薬の使用と全死亡率との関係
6/7/2026 10:00:05
今日のポイント
→Z薬の使用と全死亡率との間に正の関連
ゾルピデム、エスゾピクロン、ゾピクロン、zaleplonなどの非ベンゾジアゼピン系睡眠薬であるZ薬は、世界中の不眠症患者に広く用いられています。Z薬は、ベンゾジアゼピン系薬剤よりも安全性が高いと考えられてきましたが、いくつかの研究においてZ薬の副作用についての議論が巻き起こっています。今回、Z薬と全死因死亡率との関連性を評価するため、観察コホート研究のメタ解析を実施しました。韓国・慶北大学校からの報告です。(Neuropsychiatric Disease and Treatment誌、2006年1月23日号)
2025年3月14日までに報告された観察コホート研究をPubMed、Embase、Scopusより検索し、メタ解析を実施しました。研究対象集団は臨床患者でした。Z薬と全死因死亡率との関連性を評価するため、ランダム効果モデルを用いて全死因死亡率の統合ハザード比(HR)、95%信頼区間(CI)を算出しました。感度分析およびサブグループ解析も実施しました。
・9件のコホート研究より参加者201万8,397例をメタ解析に含めました。
・Z薬の使用は、全死亡リスクの増加と有意な関連が認められました(HR:1.600、95%CI:1.027~2.491、p=0.038)。
・ただし、研究間の異質性は有意に高くなりました(I2=99.642%、p<0.001)。
・感度分析では、結果の安定性が確認されました(HR:1.440~1.761、各々p<0.05)。
・サブグループ解析では、地域、フォローアップ期間、研究の質にかかわらず、一貫して正の相関傾向が認められました(HR:1.120~1.780)が、一部は統計的に有意ではありませんでし。
以上より、Z薬の使用と全死亡率との間に正の関連が示されました。
参考文献:
Z-drug Use and All-Cause Mortality | NDT | Dove Medical Press
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