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腹囲とフレイル

2/1/2026 10:00:05

その他

今日のポイント
→腹部肥満は将来のフレイルに関係する可能性あり

腹囲の大きさとフレイルの進行の影響を調査しました。大阪公立大学からの報告です。(Geriatrics誌、2025年11月8日号)

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フレイルリスクの高い人を特定し、適切な介入を実施することは、健康寿命の延伸に極めて重要です。本研究は、後ろ向きコホート研究として、大阪府在住の30~79歳の成人2,962人を対象に、腹部肥満が1年間のフレイル進行を予測するかどうかを検討しました。横山氏は、2023~24年にわたりスマホの健康アプリを通じ年次調査を行い、ウエスト周囲径データが利用可能な2,962人(平均年齢62.7±8.8歳)からデータを収集しました。フレイルは基本チェックリストを用いて評価しました。フレイル進行の予測因子を特定するためロジスティック回帰分析を実施しました。

・ベースライン時(2023年)において、参加者の23%が腹部肥満を有し、18%がフレイルと分類されました。
・ベースライン時に非フレイルだった2,431人において、1年後のフレイル発生率は、腹部肥満群で非肥満群より有意に高くなりました(10.5%vs.7.2%、p=0.011)。
・多変量ロジスティック回帰分析では、フレイルの自覚(「よく知っている」対「知らない」、調整オッズ比[aOR]=0.341、95%信頼区間[CI]:0.212~0.548)、定期的な運動習慣(aOR=0.596、95%CI:0.382~0.930)、および前フレイル状態(aOR=1.767、95%CI:1.602~1.950)がフレイル発症の有意な予測因子でした。
・腹部肥満は調整後、フレイル進行と独立した関連性を示しませんでした。

以上より、粗解析では腹部肥満がフレイル発症と関連していましたが、調整後は有意でなくなりました。フレイルへの認識向上と定期的な運動はフレイル発症リスクを低減させる可能性があり、生活習慣指導や啓発活動が腹部肥満によるフレイル進行への影響を緩和する可能性を示唆しました。


参考文献:
Impact of Abdominal Obesity on Frailty Development: A Web-Based Survey Using a Smartphone Health App

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