冠動脈プラーク、女性は男性より少なくても高リスク
4/26/2026 10:00:04
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冠動脈プラークの形成と主要心血管イベント(MACE)の関連を検証しました。米ハーバード大学医学大学院からの報告です。(Circulation: Cardiovascular Imaging、2026年2月23日)
臨床試験(Prospective Multicenter Imaging Study for Evaluation of Chest Pain;PROMISE)参加者4,267人(平均年齢60.4±8.2歳、女性2,199人)のデータを用いて、冠動脈プラークとMACEとの関連が検討されました。これらの参加者は、米国とカナダの193の病院で胸痛の治療を受けており、冠動脈CT検査により総プラーク体積とプラーク負荷(血管体積に占めるプラークの割合)が測定されていました。MACEは、死亡、心筋梗塞、不安定狭心症による入院を対象としました。
・解析の結果、冠動脈にプラークが認められた参加者の割合は、女性で55%、男性で75%であり、両群間に統計学的な有意差が認められました(P<0.001)。
・しかし、MACEの発生率は、女性で2.3%、男性で3.4%とほぼ同等でした。
・MACEリスク(ハザード比)が1.0を超える、つまりリスクが上昇に転じるプラーク負荷は女性で20%、男性で28%、ハザード比が1.5になるプラーク負荷はそれぞれ32%と42%でした。
以上より、冠動脈にプラークが認められる女性の割合は男性より少なく、量も少ない傾向があるにもかかわらず、心筋梗塞や胸痛による入院などの主要心血管イベントのリスクは男性とほぼ同程度であることが明らかになりました。
参考文献:
Risk in Women Emerges at Lower Coronary Plaque Burden Than in Men: PROMISE Trial | Circulation: Cardiovascular Imaging
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