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日本人入院患者のせん妄、その特徴とリスク因子

10/15/2026 10:00:00

その他

今日のポイント
→認知症、せん妄の既往、多量飲酒が入院中のせん妄と関係

日本人を対象に入院中のせん妄について、その特徴とリスク因子を調査しました。奈良県立医科大学附属病院のMegumi Matsuda氏らからの報告です。(PCN Reports誌、2026年7月30日号)

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2022年6月~2023年11月、奈良県立医科大学附属病院に入院したすべての患者を対象に、除外基準を設けず、レトロスペクティブ観察研究を実施しました。せん妄のリスク因子は、国の基準に基づく標準化されたチェックリストを用い、入院後3日以内に評価しました。せん妄の診断は、専門医による診察を経て、国際疾病分類第10版(ICD-10)および精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5-TR)の基準に基づき実施しました。専門医の診察により確定診断されたせん妄との独立した関連を特定するために、ロジスティック回帰分析を行いました。

・入院患者2万980例(平均年齢:67.1±17.0歳、男性の割合:55.0%)のうち、専門医の診察によりせん妄と診断されたのは209例(1.0%)でした。
・全体として、入院時にあらかじめ定められたリスク基準を1つ以上満たしていた患者の割合は78.8%でした。
・年齢および性別で調整した多変量解析では、認知症(オッズ比[OR]:3.995、95%信頼区間[CI]:2.647~6.029)、せん妄の既往(OR:3.649、95%CI:2.158~6.170)、多量飲酒(OR:1.648、95%CI:1.002~2.710)が、専門医の診察により確定診断されたせん妄と独立して関連していました。

以上より、認知症、せん妄の既往、多量飲酒は入院中のせん妄と独立して関連することが示されました。


参考文献:
Clinical characteristics and risk factors associated with consultation‐confirmed delirium in hospitalized patients - PMC

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