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日勤の看護師不足は入院患者の死亡・再入院と関連するか?

6/16/2026 10:00:05

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→日勤の看護師不足は入院患者の死亡・再入院と関連あり

看護師の配置不足は入院患者の予後に影響するのか。国立保健医療科学院疫学・統計研究部、東京科学大学医療本部クオリティ・マネジメント・センター、筑波大学医学医療系社会医学、英サウサンプトン大学からの報告です。(JAMA Network Open、2026年2月25日)

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本研究は、日本の9病院82病棟の診療報酬請求データ(DPC)と病棟ごとの日々の看護師勤務表データを連結して行った後ろ向きコホート研究です。対象は2019年4月~2020年3月に入院した20歳以上の患者で、ICU滞在日は解析から除外しました。対象病棟はいずれも、患者7人に対して看護師1人以上を配置する一般急性期病棟で最も手厚い「7対1看護配置」を採用していました。看護師不足(アンダースタッフィング)は、入院期間中の患者1人当たりの看護提供時間(中央値)が各病棟の通常水準(年間中央値)を下回る場合と定義し、24時間全体、日勤帯、夜勤帯(準夜・深夜)で評価しました。解析では院内死亡、退院後7日および30日以内の再入院、在院日数を評価項目とし、傾向スコアマッチング(PSM)や病院・病棟の違いを考慮したマルチレベル回帰モデルを用いて解析しました。

・解析対象は7万7,289件の入院で、患者の平均年齢は69歳、約半数が手術を伴う入院でした。
・PSM後は、年齢や併存疾患などの患者背景は両群でほぼ同等となりました。
・その後の解析では、24時間全体または日勤帯で看護師不足が生じていた場合、院内死亡率はそうでない場合より高くなりました(24時間:3.1%対2.8%、日勤帯:3.2%対2.8%)。
・また、24時間全体で看護師不足があった場合は30日以内再入院率が高く(11.2%対10.5%)、日勤帯で不足があった場合は7日以内再入院率が高くなりました(2.3%対2.1%)。
・一方、夜間の看護師不足は院内死亡や再入院と有意な関連を示しませんでした。
・在院日数は、24時間全体、日勤帯、夜間のいずれの時間帯で看護師不足があった場合でも長く、平均在院日数はそれぞれ14.6日対13.8日、14.7日対13.7日、14.1日対13.6日でした。
・多層モデルによる解析でも同様の結果が得られ、24時間の看護師不足は院内死亡リスクの上昇(調整オッズ比1.22)や30日以内再入院(同1.05)と関連していました。
・さらに感度解析でも結果は概ね同様で、看護師不足と院内死亡および在院日数の延長との関連は一貫して認められました。

以上より、急性期病院では、24時間全体または日勤帯で看護師不足が生じている場合、院内死亡や再入院、在院日数の延長と関連する可能性が示されました。


参考文献:
Hospital Nurse Understaffing and Patient Mortality, Readmission, and Length of Stay | Health Policy | JAMA Network Open | JAMA Network

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