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シフト勤務と腎結石の関係

12/9/2025 10:00:04

その他

今日のポイント
→シフト勤務は腎結石のリスク増加と関連

シフト勤務で働く人と腎結石の発症リスクを調査しました。中国中山大学からの報告です。(Mayo Clinic Proceedings、2025年10月号)

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UKバイオバンク参加者22万6,459人(平均年齢52.55±7.07歳)のデータを用いて、シフト勤務と腎結石発症との関連を検討しました。対象者の16.13%(3万6,537人)がシフト勤務に従事していました。

・中央値13.7年の追跡期間中に2,893人が腎結石を発症していました。
・解析の結果、シフト勤務者では非シフト勤務者と比較して腎結石の発症リスクが15%高いことが明らかになりました(ハザード比1.15、95%信頼区間1.04〜1.26)。
・シフト勤務者の中で最もリスクが高いのは夜間勤務者でした(同1.22、1.08〜1.38)。
・媒介分析からは、シフト勤務と腎結石発症との関連を媒介する因子として、喫煙、睡眠時間、座位時間、BMI、水分摂取量のあることが示されました。さらにサブグループ解析からは、シフト勤務と腎結石発症との関連は、50歳未満の人(同1.32、1.14〜1.52)と重度の肉体労働をほとんどあるいは全く行わない人(同1.27、1.09〜1.47)で顕著に高いことが示されました。

以上より、シフト勤務者では、非シフト勤務者と比較して腎結石の発症リスクが15~22%高く、この傾向は、特に50歳未満の人や肉体労働をほとんどあるいは全くしない人で顕著なことが示されました。


参考文献:
Lifestyle Factors in the Association of Shift Work With Kidney Stone Events - Mayo Clinic Proceedings

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