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妊娠中の血圧上昇は早産・低出生体重リスクと関連するか?

3/19/2026 10:00:00

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→妊娠中の血圧上昇は早産・低出生体重リスクと関連

妊娠中の血圧上昇と早産・低出生体重リスクを調査しました。ノルウェー公衆衛生研究所・生殖・健康センターからの報告です。(BMC Medicine、2026年1月14日)

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主にヨーロッパ系の女性を対象に、遺伝的に予測された妊娠中の収縮期血圧(SBP)および拡張期血圧(DBP)の上昇が妊娠および周産期アウトカム(主要評価項目として16種類、副次評価項目として8種類)に及ぼす影響を、メンデルのランダム化解析により検討しました。解析には、SBP/DBPに関する大規模ゲノムワイド関連解析(GWAS)のメタアナリシス(対象者102万8,980人)、および妊娠・周産期アウトカムに関するGWASのメタアナリシス(対象者7万4,368~71万4,899人)のデータを用いました。

・その結果、遺伝的要因に基づきSBPが10mmHg高くなると推測される女性では、妊娠・周産期アウトカムのオッズが有意に上昇していました。
・具体的には、分娩誘発の必要性、妊娠糖尿病の発症、新生児集中治療室(NICU)のオッズ比はいずれも1.11、早産のオッズ比は1.12、在胎週数に比して小さい児(SGA)を出産するオッズ比は1.16、低出生体重児を出産するオッズ比は1.33でした。
・一方で、巨大児や高出生体重児を出産するか、在胎週数を超えて出生する(過期産)オッズには有意な低下が見られました(オッズ比はそれぞれ、0.87、0.76、0.94)。

以上より、遺伝的要因に基づき収縮期血圧が10mmHg高いと予測される妊婦では、母子双方の有害な妊娠・周産期アウトカムのリスクが高いことが示されました。


参考文献:
Assessing the impact of maternal blood pressure during pregnancy on perinatal health: a wide-angled Mendelian randomization study | BMC Medicine | Springer Nature Link

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