ワクチンの“いま”に関する知識③
1/13/2022 9:30:02
新型コロナ
今日のポイント:呼吸不全を伴う場合は、酸素投与、抗ウイルス薬、ステロイド薬などを使用
今回でワクチンの“いま”に関する厚労省資料を読み解くのは最後となります。種々雑多なことが多いですが、端的にまとめられていてわかりやすい資料だったと思います。
(7)コロナ検査は主に3種類
- PCR(核酸検出検査)
- 抗原定量検査
- 抗原定性検査
(8)コロナの治療法
- 軽症の場合は、経過観察、必要に応じて解熱鎮痛剤など
- 呼吸不全を伴う場合は、酸素投与や抗ウイルス薬、ステロイド薬(炎症を抑える薬)、免疫調整剤薬、中和抗体薬を使用し、改善しない場合は人工呼吸器等による集中治療を行います
尚、集中治療を必要とする方の死亡率は約1.6%(50歳代以下で0.3%、60代以上で8.5%)
(9)ワクチンの種類、有効性、安全性
- 2021年11月1日時点で、ファイザー社、武田/モデルナ社、アストラゼネカ社の3社のワクチンが国内で使用されています
- mRNAタイプのワクチンであるファイザー社および武田/モデルナ社のワクチンは12歳以上の方が対象です
- ウイルスベクタータイプのワクチンであるアストラゼネカ社のワクチンは原則40歳以上の方が対象です
- ワクチンの発症予防効果は約70~95%程度で、感染や重症化を防ぐ効果も確認されています
- 接種後に注射部位の痛み、疲労、頭痛などを感じる人は50%程度、筋肉や関節の痛み、悪寒、下痢、発熱などが10%以上に見られます
- こうした症状の大半は数日以内に回復します
(10)変異について
- 一般にウイルスとは増殖・流行を重ねる過程で少しずつ変異をしていくものです
- 新型コロナウイルスは約2週間に1か所程度の変異をしていると考えられています
- 変異株に対してもこれまで同様に3密の回避、手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスなどを継続することが重要です
参考:
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