小児期の肥満は成人後に診断数が多くなる
1/6/2026 10:00:04
今日のポイント
→小児期の肥満では特に女性のほうが成人後に診断件数が多くなる
小児期のBMIと成人になってからの疾患リスクの関係を調査しました。デンマーク・コペンハーゲン大学病院臨床研究予防センターからの報告です。(Obesity誌オンライン版、2025年11月18日号)
研究グループは、15~60歳までの性別特異的な疾患診断パターンが、小児期のBMIによって異なるかどうかを調査するために、コペンハーゲン学校健康記録登録簿中の1962~96年生まれで体重・身長が測定された児童11万2,952例(女子5万5,603例)を対象に、7歳時のBMIを低体重(4.3%)、正常体重(83.1%)、過体重(9.2%)、肥満(3.5%)に分類しました。病院ベースの診断は、全国登録データから取得し、BMI群ごとに頻度の高い疾患上位50種について、性別別の累積発生率を算出しました。
・小児期肥満の人は、60歳までの病院での診断件数の推定値が高く、女性で18.2件(95%信頼区間[CI]:16.9~19.5)、男性で15.1件(95%CI:13.8~16.4)でした。
・正常体重の人の診断件数の推定値は、女性で14.7件(95%CI:14.5~14.9)、男性で11.7件(95%CI:11.5~11.8)でした。
・小児期肥満の女性と男性において、60歳までの診断で最も多かったのは、成人期の過体重(36.4%)と肥満(11.8%)でした。
・小児期のBMI区分によるその他の疾患の差はわずかでした。
以上より、小児期に肥満だった人では、成人してからの診断件数が多かったことが判明しました。
参考文献:
Disease Patterns Across the Life Course by Childhood BMI Group - Aarestrup - Obesity - Wiley Online Library
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