進まぬオンライン診療の壁
11/24/2022 10:00:03
その他
今日のポイント:直近1年のオンライン診療利用患者は2%未満、利用意向も低い
9,000人超を対象としたアンケート調査で、直近1年のオンライン診療利用者は2%未満であり、利用経験者における今後の利用意向は高いものの、全体の利用意向は非利用意向よりも低いことが明らかになりました。(マイボイスコム株式会社、2022年10月28日)
- 直近1年間のオンライン診療利用経験は1.8%でした。
- 10代・20代では約6%、30代では約3%でした。
- オンライン診療を知っているが利用したことはない人は75.3%で、オンライン診療を知らない人は20.7%でした。
- オンライン診療を受けたきっかけや理由は、「かかりつけ医がオンラインでの診療や相談を実施していた」が41.0%で最も多く、「発熱・咳など新型コロナ感染の疑いがあった」21.3%、「待ち時間・通院時間をかけたくない」20.2%、「遠方の医師の診察を受けるため」18.0%、「新型コロナ予防のため医療機関へ行くのを控えたい」16.3%でした。
- オンライン診療を受けた医療機関の探し方は、「かかりつけの医療機関がオンライン診療をしていた」が57.3%で最も多く、「インターネットでの検索」22.%、「保健所や自治体などの紹介」10.7%、「インターネット広告」8.4%、「自治体のHP、広報誌など」6.7%でした。
- オンライン診療の利用意向は31.0%(利用したいと思う:9.0%、まあ利用したいと思う:22.0%)でした。
- 男性10~20代、女性10~30代の利用意向はそれぞれ40%台でした。
- 直近1年間のオンライン診療利用者の利用意向は80%弱でした。
- 一方、非利用意向は33.5%(あまり利用したいと思わない:17.6%、利用したいと思わない:15.9%)でした。
- 男性の30~70代、女性の60~70代では、利用したくない人が、利用したい人より多くなりました。
※調査概要
調査方法:インターネット調査
調査時期:2022年10月1~5日
回答者数:9,822人(男性5,602人[57%]、女性4,220人[43%])
回答者年代:10代12人(0%)、20代192人(2%)、30代774人(8%)、40代1,874人(19%)、50代2,909人(30%)、60代2,542人(26%)、70代1,519人(15%)
調査機関:マイボイスコム株式会社
参考:オンラインでの医療相談・診察に関する調査(第2回)/アンケートデータベース(MyEL) (myvoice.jp)
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