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不眠症は認知機能低下および認知障害リスクを高める

1/25/2026 10:00:05

認知症

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→不眠症は認知機能低下および認知障害リスクと関連

不眠症は、認知機能の低下および認知障害(cognitive impairment;CI)のリスクとの関連を調査しました。米メイヨー・クリニックからの報告です。(Neurology、2025年10月7日号)

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高齢者における慢性不眠症と、縦断的な認知機能アウトカムおよび脳の健康指標との関連を評価しました。対象は、認知機能に障害のない高齢者で、年1回の神経心理学的評価と、連続的な画像評価としてアミロイドPETによるアミロイド負荷量(センチロイド単位)およびMRIで測定した白質高信号(WMH、頭蓋内容積に対する割合)のデータが取得されました。全般的認知機能モデルには2,750人、Cox回帰ハザードモデルには2,814人が組み入れられ、追跡期間の中央値は5.6年でした。また、WMHモデルには1,027人、アミロイドPETモデルには561人が組み入れられました。

・解析の結果、不眠症は、全般的認知機能スコアの年当たりの低下を0.011ポイント加速させ、認知障害のリスクを有意に高めていました(ハザード比1.4)。
・また、睡眠時間の減少を伴う不眠症は、ベースライン時の認知機能(β=-0.211)、WMH負荷(β=0.147)、アミロイドPET負荷量(β=10.5)と関連していました。
・一方、睡眠時間が比較的長かった不眠症患者では、ベースライン時のWMH負荷が低くなりました(β=−0.142)。
・不眠症は、WMHやアミロイド蓄積の経時的な変化とは関連していませんでした。

以上より、不眠症は経時的に脳の健康にも影響を及ぼす可能性が示唆されました。


参考文献:
Associations of Chronic Insomnia, Longitudinal Cognitive Outcomes, Amyloid-PET, and White Matter Changes in Cognitively Normal Older Adults | Neurology

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