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平均気温の変化により誘発される精神疾患

12/18/2025 10:00:04

その他

今日のポイント
→摂食障害、自閉スペクトラム症、統合失調症が、年間平均気温と年齢調整罹患率の間に関連あり

地理的緯度と気温が精神疾患の罹患率にどのような関連があるか調査しました。キプロス大学からの報告です。(Brain and Behavior誌、2025年10月号)

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201ヵ国を対象に、年間平均気温と7つの主要な精神疾患(うつ病、気分変調症、双極症、不安症、摂食障害、自閉スペクトラム症、統合失調症)の年齢調整罹患率(有病率)を分析し、線形回帰分析を実施しました。また、これらの相関データがすでに発表されている原著論文によって裏付けられているかどうかを検証するため、系統的レビューも実施しました。

・線形回帰分析では、摂食障害、自閉スペクトラム症、統合失調症の3つの精神疾患において、年間平均気温と年齢調整罹患率の間に有意な相関関係が認められました(p<0.0001)。
・系統的レビュー分析では、自閉スペクトラム症と統合失調症の罹患率は地理的要因および気候要因の影響を受ける可能性が示唆されました。
・しかし、摂食障害に関する今回の知見を裏付ける既発表データは確認されませんでした。

以上より、摂食障害、自閉スペクトラム症、統合失調症が、年間平均気温と年齢調整罹患率の間に関連があることが示唆されました。


参考文献:
Prevalences of Anorexia, Autism, and Schizophrenia, Are Strongly Associated With Average Annual Temperatures: Systematic Review and Linear Regression Analysis - PMC

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