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少量の飲酒は死亡率を下げるのか?

8/18/2026 10:00:06

その他

今日のポイント
→アルコール摂取量と全死亡リスクにはJ字型の関連あり

少量のアルコール摂取が健康に良い影響を与えるのかどうかを調査しました。ノルウェー公衆衛生研究所からの報告です。(Scandinavian Journal of Public Health誌オンライン版、2026年7月3日号)

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今回、約19万人という大規模なコホートを対象にアルコールの種類(ビール、ワイン、蒸留酒)と死亡率(全死亡、心血管疾患・虚血性心疾患・がん・アルコール関連疾患による死亡)との関連を約21年間調査しました。

ベースライン時に心血管疾患やがんの既往がない16~99歳(10パーセンタイル:36歳、90パーセンタイル:52歳)のノルウェー人男女18万7,294人を対象とした大規模コホート研究です。平均追跡期間約21年の間に1万5,642人が死亡しました。参加者は心血管に関する健康調査を受け、過去14日間のビール・ワイン・蒸留酒の摂取量について回答しました。死亡アウトカムは、直接法を用いて算出した絶対死亡率と主な心血管リスク因子で調整したハザード比(Cox比例ハザードモデルを用いて推定、HR)を用いて評価しました。

・過去14日間のアルコール摂取量別の非飲酒者に対するHR(95%信頼区間[CI])は以下のとおりでした。
- 全死亡:1〜9杯0.91(0.88~0.94)、10〜19杯1.01(0.96~1.07)、20杯以上1.44(1.32~1.57)
- 虚血性心疾患による死亡:1〜9杯0.86(0.77~0.97)、10〜19杯0.82(0.68~0.98)、20杯以上1.09(0.83~1.43)
- アルコール関連疾患による死亡:1〜9杯1.63(1.07~2.49)、10~19杯4.47(2.85~7.02)、20杯以上13.0(8.11~20.8)
・ワインの少量摂取のみ、もしくは少量のビールや蒸留酒と組み合わせた場合のHRは0.84(95%CI:0.78~0.89)から0.90(同:0.84~0.97)、一方、ワインを含まない組み合わせ(ビールや蒸留酒のみ)のHRは、1.00(同:0.95~1.06)から1.06(同:1.00~1.13)でした。

以上より、アルコール摂取量と全死亡リスクにはJ字型の関連がみられ、とくにワイン摂取量との関連が顕著でしたた。また、少量のワイン摂取は、ビールや蒸留酒の摂取にかかわらず非飲酒者より死亡率が低いことが示されました。


参考文献:
Associations between beer, wine, and spirits consumption and major mortality outcomes in 187,294 Norwegian men and women, with a focus on low-level wine intake - Aage Tverdal, Randi Selmer, Dag S. Thelle, 2026

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