オミクロン感染、一週間後でも3割が陽性
11/6/2022 10:00:03
新型コロナ
今日のポイント:オミクロン感染後にコロナ再検査で3割が陽性継続
今回の研究は今後の隔離期間に一考の余地を与える内容かもしれません。米国・スタンフォード大学からの最新の研究内容です。(JAMA Network Open、2022年10月18日)
オミクロン株が行期の2022年1月3日~5月6日、SARS-CoV-2陽性となった全米大学体育協会第一部大学キャンパスの学生スポーツ選手に、隔離期間最終日である診断7日目以降に迅速抗原検査を実施しました。
- 学生スポーツ選手264人(女性:53%、平均年齢:20.1±1.2歳、範囲:18~25歳)における268件の感染(症状あり:66%、症状なし:34%)で調査しました。
- 7日目に検査した248例のうち67例(27%、95%信頼区間[CI]:21~33%)で陽性のままでした。
- 症状ありの感染者の7日目の陽性率は35%(95%CI:28~43%)で、症状なしの感染者(11%、同:5~18%)より有意に高くなりました(p<0.001)。
- BA.2変異株感染者の7日目の陽性率は40%(95%CI:29~51%)で、BA.1変異株感染者(21%、同:15~27%)より有意に高くなりました(p=0.007)。
隔離後7日目でも27%で迅速抗原検査が陽性であり、日本の7日間の隔離期間では、感染拡大を防ぐには十分ではない可能性が示唆されました。
参考:Prevalence of Positive Rapid Antigen Tests After 7-Day Isolation Following SARS-CoV-2 Infection in College Athletes During Omicron Variant Predominance | Adolescent Medicine | JAMA Network Open | JAMA Network
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