サル痘とは?①
5/31/2022 10:00:03
その他
今日のポイント:発熱と発疹が主体、多くは2~4週間で回復する
最近ニュースでよく耳にする【サル痘】ですが、「サル痘ってなんだ?」と思われている方も多いと思います。今回はサル痘の基本的なことを学習しましょう。
サル痘は、主にアフリカ中央部から西部にかけて発生しており、げっ歯類が宿主として疑われていますが詳細は不明とされています。日本の感染症法では4類※に分類されています。サル痘ウイルス感染によって発症し、その症状は発熱と発疹を中心としますが、多くは2~4週間程度で回復するとされています。ただし、小児で重症化例や死亡例も確認されています。
ヒト―ヒト感染は稀ですが、濃厚接触やリネン類を介した医療従事者の感染報告があり、患者の飛沫・体液・皮膚病変によっても感染が生じると考えられています。日本国内では、感染症発生動向調査において、集計の開始された2003年以降はサル痘の患者報告はありません。
※4類感染症とは、「動物等を介してヒトに感染し、国民の健康に影響を与える恐れあり」で定義されている感染症群のこと。
今回は総論的な部分でしたが、次回はもう少し詳しい症状や治療法、予防法などを順に解説していきます。正しい知識を身につけ、少しでも皆さんの生活に役立ててほしいと考えています。
参考:
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