卵と認知症
7/12/2026 10:00:00
今日のポイント
→適切な卵の摂取は認知症リスクを下げる
卵摂取量とアルツハイマー病発症率との関連性を調査しました。米国・ロマリンダ大学からの報告です。(The Journal of Nutrition誌オンライン版、2026年4月17日号)
米国の大規模なプロスペクティブコホート研究であるAdventist Health Study-2よりデータを抽出しました。食事および生活習慣因子は、検証済みの食物摂取頻度調査票を用いて評価しました。卵の摂取頻度は、「まったく食べない/ほとんど食べない」から「週5回以上」までの範囲で分類しました。多変量調整Cox比例ハザードモデルを用いて、ハザード比(HR)および95%信頼区間(CI)を推定しました。卵摂取量(g/日)を連続変数として、制限付き3次スプライン分析を行いました。
・解析対象は、3万9,498例の参加者(平均フォローアップ期間:15.3年)で、そのうち2,858例がアルツハイマー病を発症しました。
・卵摂取量は、アルツハイマー病リスクとの間に負の相関関係を示しました。
・卵をまったく食べない/ほとんど食べない場合と比較して、人口統計学的要因、生活習慣、食品群、および併存疾患を調整した後のHRは、月1~3回で0.83(95%CI:0.75~0.92)、週1回で0.83(95%CI:0.74~0.94)、週2~4回で0.80(95%CI:0.71~0.90)、週5回以上で0.73(95%CI:0.60~0.89)でした。
・スプラインモデルでは、卵を食べない場合、1日10g摂取した場合と比較して、調整済みハザード比は1.22(95%CI:1.11~1.34)であり、曲線的な関連が認められました。
以上より、適度な卵の摂取により認知症リスクを下げる可能性があることがわかりました。
参考文献:
Egg Intake and the Incidence of Alzheimer’s Disease in the Adventist Health Study-2 Cohort Linked with Medicare Data - ScienceDirect
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