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環境を介したコロナ感染リスクの程度は?

3/24/2022 10:00:00

新型コロナ

今日のポイント:長時間感染性のある生きたコロナウイルスはほぼいない可能性


 コロナウイルス感染症が流行して間もないころ、手すりやドアノブなどの環境を媒介としたコロナウイルス感染のリスクも未知数であり、過度な負担がかかっていました。しかしながら実際のところは環境を介する感染はどの程度のリスクがあるのでしょうか。

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 本日はこのような質問に対する答えの一つとして、米国デューク大学からの報告を見ていこうと思います。2020年10月~2021年6月までにコロナ陽性患者の病室内外から採取されたサンプルを用いて研究を行ないました。
計347点のPCR検査中、陽性となったサンプルの数は全体の5.5%(19点)のみでした。

  • このうち、ベッドレールから9点(9.2%)、シンクと室内のパソコンからそれぞれ4点ずつ(8.0%)、準備スペースとドアノブからそれぞれ1点ずつ(2.0%)でした。
  • 陽性となったサンプルは、PCR陽性判定後24時間以内に採取されたものが6点、72時間のものが10点、6日目が2点、10日目が1点でした。
  • 培養細胞を用いて感染性の有無をチェックしたところ、ウイルスの増殖を認めたものは1点のみでした。(下痢と発熱症状の患者のベッドレールから採取したサンプル)

以上のような結果から、環境を介した感染の強さは当初想定されたほどは必ずしも高くないと言えるかもしれません。ただし、これは環境を介しての感染の問題なので、直接的な感染力は、特に今現在問題となっているオミクロン株では強力なため、引き続き十分に注意が必要です。
 環境の種類によっても結果が異なることが予想されるため、実生活のレベルでの環境を想定した結果も出てくると安心できるかもしれませんね。今後のさらなる研究に期待しましょう。


参考:Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 environmental contamination in hospital rooms is uncommon using viral culture techniques | Clinical Infectious Diseases | Oxford Academic (oup.com)

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