title

新型コロナ、5 類感染症変更後の療養期間

4/18/2023 10:00:03

新型コロナ

今日のポイント:発症日を 0 日目として 5 日間は外出を控える
 

厚生労働省は 2023 年 4 月 14 日、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが 5類感染症に変更される 5 月 8 日以降の取り扱いについて発表しました。5 類変更後の療養期間は、法律に基づく外出自粛は求められず個人の判断に委ねられるものの、そのうえで外出を控えることが推奨される期間として、発症日を 0 日目として 5 日間は外出を控えること、かつ、5 日目に症状が続いている場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して 24 時間程度が経過するまでは外出を控え様子を見ることとしました。

image

国立感染症研究所のデータに基づいた厚労省の発表では、新型コロナウイルスを人にうつす期間には個人差がありますが、発症 2 日前から発症後 7~10 日間は感染性のウイルスを排出します。発症後 3 日間は、感染性のウイルスの平均的な排出量が非常に多く、5 日間経過後は大きく減少することから、とくに発症後 5 日間が他人に感染させるリスクが高いとされます。

(1)外出を控えることが推奨される期間
とくに発症後 5 日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症日を 0 日目(無症状の場合は検体採取日を 0 日目とする)として 5 日間は外出を控える。
※この期間にやむを得ず外出する場合でも、症状がないことを確認し、マスク着用等を徹底する。

  • 5 日目に症状が続いている場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して 24
  • 時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見る。


(2)周りの方への配慮

  • 10 日間が経過するまでは、ウイルス排出の可能性があることから、不織布マスクの着用や、高齢者等ハイリスク者と接触は控える等、周りの方へうつさないよう配慮する。発症後 10 日を過ぎても咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、マスクの着用など咳エチケットを心掛ける。


5 月 8 日以降の「濃厚接触者」の取り扱いについては、一般に保健所から新型コロナ患者の「濃厚接触者」として特定されることはありません。また、「濃厚接触者」として法律に基づく外出自粛は求められません。


 
参考:感染症法上の位置づけ変更後の療養に関するQ&A

この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓

PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へにほんブログ村 病気ブログ 新型コロナウイルス感染症へにほんブログ村 病気ブログ がんへ