title

自然光を浴びると2型糖尿病の管理が改善?

2/5/2026 10:00:04

その他

今日のポイント
→自然光を浴びることで、2型糖尿病の血糖管理と代謝が改善

日中に自然光暴露と2型糖尿病患者の血糖管理と代謝について調査しました。(Cell Metabolism誌オンライン版、2025年12月18日号)

image

本試験は2型糖尿病患者13例を対象とした無作為化クロスオーバー試験でした。参加者は連続4.5日間、自然光群と人工照明群に割り振られ、1~4日目の8~17時、5日目の9~13時30分のあいだ、広い窓から自然光が差し込むオフィスルームまたは人工照明のみで照らされたオフィスルームのいずれかに滞在しました。参加者は持続血糖測定(CGM)、間接熱量測定、メラトニン値、血中マルチオミクス解析などを受けました。

・2型糖尿病患者13例(平均年齢70歳、BMI 30.1kg/m2)が対象となりました。
・参加者は2回の介入を受け、屋内で人工照明と自然光を浴びました。
・CGMデータを、食後血糖上昇(食後スパイク)と、これとは独立した基礎血糖の日内リズム(24時間周期)で解析しました。
・自然光と人工照明を比較すると平均血糖値に差はなかったものの、自然光では正常血糖範囲(4.4~7.2mmol/L)の時間が有意に増加しました。
・基礎血糖の日内リズムの振幅も、自然光は人工照明よりも有意に小さくなりました。
・自然光と人工照明ではエネルギー消費量は変わらないものの、自然光では日中を通して脂肪酸化が亢進し、糖利用が相対的に抑制されました。
・メラトニン分泌開始時刻そのものは変化しなかった一方で、自然光では就寝前(21~23時)のメラトニン分泌量が有意に増加しました。

以上より、日中の自然光曝露が2型糖尿病患者において血糖変動を安定化させ、脂肪利用を高めるとともに、骨格筋の概日リズム(体内時計)を調整する可能性が示されました。


参考文献:
Natural daylight during office hours improves glucose control and whole-body substrate metabolism: Cell Metabolism

この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓

PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へにほんブログ村 病気ブログ 新型コロナウイルス感染症へにほんブログ村 病気ブログ がんへ