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納豆は心房細動リスクを下げるのか?

2/19/2026 10:00:00

その他

今日のポイント
→女性でのみ、納豆およびビタミンKの摂取量が多いと心房細動リスクが下がる

都市部の日本人一般集団を対象とした前向きコホート研究で、大豆食品およびその栄養素(イソフラボン、ビタミンK)における心房細動発症率との関連を調査しました。国立循環器病研究センターからの報告です。(The Journal of Nutrition誌、2026年1月号)

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本研究はベースライン調査時に食物摂取頻度質問票を回答した30~90歳の男女5,278人が対象で、心房細動は12誘導心電図検査、健康診断、医療記録、死亡診断書を用いて診断しました。多変量調整Cox回帰分析を用いて、大豆食品(納豆、味噌、豆腐)、大豆、イソフラボン、ビタミンKの残差法によるエネルギー調整摂取量の三分位群における心房細動発症率のハザード比(HR)と95%信頼区間(CI)を算出しました。

・6万6,487人年(平均12.6年)の追跡期間中、心房細動発症が222例でした。
・女性では、納豆摂取量が最も少ない群(T1)と比べ、最も多い群(T3)で心房細動リスクが低くなりました(HR:0.44、95%CI:0.24~0.80)
・一方、男性では関連は認められませんでした(T1に対するT3のHR:0.97、95%CI:0.65~1.43)。
・味噌については、男性でのみ中程度の摂取量と低い心房細動リスクが関連していました。
・ビタミンK摂取量が最も多い三分位群の女性は、最も少ない三分位群と比較して、心房細動リスクが67%減少しました(HR:0.33、95%CI:0.15~0.71)。
・男女とも、大豆食品全体、豆腐、大豆、イソフラボンの摂取量と心房細動リスクとの関連は認められませんでした。

以上より、女性でのみ、納豆およびビタミンKの摂取量が多いと心房細動リスクが下がる可能性が示されました。


参考文献:
Association of Soy Foods, Soybeans, Isoflavones, and Vitamin K Intake and the Risk of Atrial Fibrillation: A Prospective Cohort Study - ScienceDirect

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