ひとり飯はうつ病のリスク因子か?
11/3/2026 10:00:08
今日のポイント
→ひとり飯はうつ病の強力なリスク因子
高齢者の孤食(一人で食事をとること)とうつ病の関連を調査しました。中国・蘇州大学のYingying Zhang氏らからの報告です。(Frontiers in Nutrition誌、2026年7月13日号)
PRISMAガイドラインに基づき、PubMed、Web of Science、Embase、Cochrane Libraryの各データベースから、2025年12月までに公表された文献を対象に、エビデンスを統合しました。エフェクトサイズの統合には、ランダム効果モデルを用いました。
・スクリーニング対象となった文献1万2,088件のうち、21件の研究をメタ解析に含めました(内訳:日本11件、韓国4件、米国3件、英国1件、中国1件、ブラジル1件、スウェーデン1件、AHRQ基準による質評価:高品質16件、中品質5件)。
・共食(誰かと一緒に食事をすること)は、孤食と比較し、総エネルギー摂取量(平均差[MD]:109.51kcal、95%信頼区間[CI]:17.39〜201.62、p=0.047)、脂質摂取量(MD:4.07g、95%CI:0.14〜7.99、p=0.0489)、肉・魚介類の摂取量(MD:21.28g、95%CI:2.27〜40.29、p=0.011)の高さと有意な関連が認められました。
・孤食は、うつ病の強力なリスク因子であることが示唆されました(オッズ比[OR]:1.58、95%CI:1.33〜1.87、p<0.001)。
・食事のタイミング別では、夕食時の孤食が最も高いうつ病リスクと関連していました(OR:2.13、95%CI:1.57〜2.89、p<0.001)。
以上より、孤食はうつ病の強力なリスク因子であることが示唆されました。
参考文献:
The association of communal vs. solitary dining on nutritional intake and depression risk in older adults: a systematic review and meta-analysis - PMC
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