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産後うつ病とビタミンD

9/22/2024 10:00:05

メンタルヘルス

今日のポイント:ビタミンDが増加すると、うつ病割合が減少する


妊婦、産後女性、非産後女性、男性の抑うつ症状発現に対するビタミンDの影響を調査しました。米国・南イリノイ大学からの報告です。(Nutrients誌、2024年6月14日号)

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2007〜18年のNHANES公開データより抽出された20〜44歳の妊婦、産後女性、非産後女性(非妊婦/産後の女性)、男性を対象にしました。抑うつ症状、血清ビタミンD濃度、栄養摂取量、人工統計学的データなどの主観的な聴取データおよび客観的な臨床検査データを用いました。主成分分析を用いて2つの食事パターンを作成し、各サブグループのうつ病アウトカムを予測するため、ベイジアン多項モデルを用いました。

・ビタミンDの対数傾斜パラメータの推定値は、すべてのコホートにおいてネガティブであり、ビタミンDが増加すると、うつ病割合の減少、非うつ病割合の増加が認められました。
・妊婦コホートにおいて、ビタミンDの傾斜は最も急激であり、次いで産後女性、非産後女性、男性の順でした。
・妊娠中および産後女性では、ビタミンD濃度が高いと、非産後女性および男性と比較し、うつ病リスクの減少に大きな影響が認められました。
・産後女性において授乳中の女性は、授乳していない女性と比較し、ビタミンD濃度の高さとうつ病リスク減少により大きな影響が認められました。

以上より、妊婦、産後女性を含めてビタミンDが増加すると、うつ病割合の減少、非うつ病割合の増加が認められました。


参考文献:Nutrients | Free Full-Text | Low Vitamin D Concentration Is Associated with Increased Depression Risk in Adults 20–44 Years Old, an NHANES 2007–2018 Data Analysis with a Focus on Perinatal and Breastfeeding Status (mdpi.com)

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