title

辛い食品は炎症性腸疾患リスクを上げるのか?

5/5/2026 10:00:04

その他

今日のポイント
→辛い食品と炎症性腸疾患の病変範囲や重症度との間に関連なし

潰瘍性大腸炎やクローン病を含む炎症性腸疾患(IBD)は世界的に有病率が増加しており、その原因として食事の関与が指摘されています。そこで、今回、辛い食品の毎日の摂取とIBDリスクとの関連を検討しました。サウジアラビア・保健省からの報告です。(Nutrition誌、2026年5月号)

image

本研究は症例対照研究で、サウジアラビアの民間クリニックにおける潰瘍性大腸炎患者157例、クローン病患者226例、対照群390例を対象としました。IBDの診断には、臨床検査、生検を伴う内視鏡検査、画像検査を用いました。辛い食品は、唐辛子やホットソースを使用した料理と定義し、自己記入式質問票を用いて評価しました。辛い食品の摂取とIBDリスクとの関連を評価するために多変量ロジスティック回帰分析を用い、調整オッズ比(OR)および95%信頼区間(CI)を算出しました。

・辛い食品の毎日の摂取は、クローン病の発症リスク上昇と有意に関連していました(OR:1.61、95%CI:1.11~2.33)が、潰瘍性大腸炎とは関連していませんでした(OR:1.03、95%CI:0.67~1.60)。
・辛い食品とIBDの病変範囲や重症度との間には有意な関連が認められませんでした。

以上より、今回の研究では辛い食品とIBDの病変範囲や重症度との間には有意な関連は認められませんでした。


参考文献:
Association between spicy food consumption and inflammatory bowel disease: A case-control study from Saudi Arabia - ScienceDirect

この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓

PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へにほんブログ村 病気ブログ 新型コロナウイルス感染症へにほんブログ村 病気ブログ がんへ