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週に数パックの納豆で死亡リスクが〇〇%減少か

8/17/2025 10:00:05

その他

今日のポイント:週に数パックの納豆で死亡リスクが40%減少か

納豆など、個別の大豆発酵食品の摂取が死亡率に及ぼす影響を調べました。関西医科大学からの報告です。(Clinical Nutrition ESPEN誌オンライン版、2025年6月12日号)

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本研究は65歳以上の男性2,174人を対象とし、このうち2,012人がベースライン調査を完了しました。5年後と10年後に追跡調査を実施、アウトカムは死亡率としました。ベースライン時および追跡調査時に納豆摂取に関するアンケートを行いました。Cox比例ハザードモデルを用いて、納豆摂取と全死亡との関連についてハザード比(HR)と95%信頼区間(CI)を算出しました。

・最終解析集団は1,548人で、平均追跡期間12.0年(1万8,553.3人年)の間に430人の死亡が確認されました。
・「摂取なし」と比較したHRは、「週に数パック」で0.603(95%CI:0.441~0.825)、「1日1パック以上」で0.786(同:0.539~1.145)でした。
・「ベースライン時および初回追跡時ともに摂取なし」のカテゴリーと比較すると、「ベースライン時および初回追跡時に週に数パックと1日1パックの組み合わせ、またはベースライン時および初回追跡時ともに週に数パック」のカテゴリーのHRは0.700(95%CI:0.507~0.966)でした。

以上より、納豆を習慣的に摂取している男性は全死亡リスクが低く、週に数パック摂取する男性では摂取しない男性より40%低いことが示されました。


参考文献:
A 15-year cohort study of self-reported fermented soybean (natto) intake and all-cause mortality in elderly men - Clinical Nutrition ESPEN

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