よくかめる小学生ほど体力が高い傾向?
9/15/2026 10:00:00
今日のポイント
→よくかめる小学生ほど体力が高い傾向、男子でより顕著
子どもの口腔機能は、食べることだけでなく全身の発育や健康との関わりも注目されており、今回子どもの咀嚼能力と体力の関連について調査しました。大阪大学大学院歯学研究科からの報告です。(Journal of Dentistry、2026年7月6日)
大阪MELON研究(Mastication research in Elementary school student teaching applying LONgitudinal Study)の一環として、大阪市内29校の市立小学校に通う小学4年生1,225人(男子608人、女子617人)を対象としました。2023年4月~2024年3月に身体測定や歯科検診を実施し、咀嚼能力と体力との関連を調べました。咀嚼能力は、色が変化するガムを1秒に1回のペースで1分間かんでもらい、60回咀嚼後の色の変化を専用アプリで解析して評価しました。体力については、握力、上体起こし、反復横跳び、20mシャトルラン、50m走、立ち幅跳び、ソフトボール投げの7項目を測定し、これらを基に総合体力スコアを算出しました。さらに、身長や体重の影響を考慮した統計解析を行い、咀嚼能力と総合体力スコアとの関連を検討しました。
・解析の結果、咀嚼能力は、反復横跳び、20mシャトルラン、50m走、ソフトボール投げ、および総合体力スコアと有意に関連していました。
・男女別では、男子で上体起こし、20mシャトルラン、ソフトボール投げ、総合体力スコアとの関連が認められ、女子では20mシャトルランとの関連が認められました。
・さらに、身長や体重などを考慮した解析では、全体および男子で咀嚼能力と総合体力スコアとの有意な関連が認められましたが、女子では有意な関連はみられませんでした。
・ただし、性別によって関連の強さが異なることを示す統計的な差は認められませんでした。
以上より、よくかめる小学生ほど体力が高い傾向があり、その関連は男子でより顕著であることが明らかになりました。
参考文献:
Association between masticatory performance and physical fitness in Japanese elementary schoolchildren: The Osaka MELON Study - ScienceDirect
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