コロナワクチン3回目効果
11/22/2021 9:30:03
新型コロナ
今日のポイント:3回目接種で感染率および重症化率低下の可能性

日本では2回目ワクチン接種がほぼ完了し、まもなく3回目接種が開始されます(2021/11/22時点)。しかしながら世界では早くも3回目のワクチン接種効果についてデータが出始めています。これは2回目で得られたワクチン効果を3回目接種で長引かせる効果(ブースター効果)が期待できるのではないかという考えが根底にあります。そこで今日はイスラエルで1,137,804人の60歳以上を対象に3回目ワクチン接種を受けた試験結果について紹介します。3回目ブースター効果を世界で最初に報告した試験結果として注目を集めています。
ファイザー/ビオンテック製のワクチン2回接種を5ヵ月以上前に完了させた60歳以上の方を対象に3回目の同社ワクチンを接種した結果、3回目ワクチン接種12日後の群は3回目ワクチン未接種の群と比較して11.3倍だけ感染率が低下し、19.5倍だけ重症化率が低下したとされています。また、3回目ワクチン接種12日後の群は3回目ワクチン接種4~6日後の群と比較して5.4倍だけ感染率が低下しました。
以上の結果は3回目ワクチン接種によるブースター効果の可能性を示唆しており、日本でも今年12月1日より開始されるワクチン3回目接種への前向きなデータとして活用されています。
参考:
Protection of BNT162b2 Vaccine Booster against Covid-19 in Israel | NEJM
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