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インフルA/B型の感染に影響する個人的・環境的要因は?

4/5/2026 10:00:05

その他

今日のポイント
→高年齢であることはとくにB型インフルエンザ感染において防御的に働く

インフルエンザの感染伝搬について、個人的および環境的要因が及ぼす影響について評価しました。カナダ・マクマスター大学からの報告です。(Influenza and Other Respiratory Viruses誌、2026年2月号)

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本研究は、カナダの厳格なキリスト教徒「フッター派(Hutterite)」のコミュニティを対象に行われました。同コミュニティは外部との接触が少なく、ライフスタイルが共通した単一的で明確な集団構造を持ちます。

2008年のインフルエンザシーズンにおける、カナダの46のフッター派コロニーに属する3,271例のデータが解析されました。PCR検査で確定されたインフルエンザA型およびB型の週別症例について、人口統計学的要因、ワクチン接種状況、地理的および気象条件との関連を検討しました。解析には、コロニーのクラスタリングと時間的自己相関を考慮したIntegrated Nested Laplace Approximations(INLA法)によるマルチレベル・ベイズ階層モデルが使用されました。

・3,271例(平均年齢26歳、女性43.5%、インフルエンザワクチン接種率24.3%)中、239例(7.3%)がPCR検査によりインフルエンザと確定されました(A型:128例、B型:111例)。
・年齢の高さによる防御的な効果が認められ、インフルエンザB型(相対リスク[RR]:0.93、95%信用区間[CrI]:0.91~0.95)ではインフルエンザA型(RR:0.99、95%CrI:0.98~1.00)よりも強い効果が認められました。
・男性は女性と比較してわずかに感染リスクが低くなりました。
・いずれのモデルにおいても、個別ワクチン接種による予防効果は認められませんでした。
・しかし、コロニー単位でのワクチン接種群への割り当ては、すべてのインフルエンザ(RR:0.29、95%CrI:0.10~0.83)およびインフルエンザA(RR:0.17、95%CrI:0.04~0.62)の感染リスクの大幅な低下と関連していましたが、インフルエンザBでは関連がみられませんでした。
・最寄りの都市までの距離と標高は、感染リスク低下と弱い関連を示しましたが、不確実性が大きく、その関連は限定的でした。
・前週の気温の高さは、インフルエンザAの感染リスク低下(RR:0.91、95%CrI:0.86~0.95)およびインフルエンザBの感染リスク上昇(RR:1.19、95%CrI:1.09~1.31)と関連していました。

以上より、高年齢であることはとくにB型インフルエンザ感染において防御的に働く可能性が示されました。


参考文献:
Individual and Environmental Factors Influencing Influenza Transmission: A Multilevel Analysis - PMC

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