男性は女性より進行がんで診断されやすい
9/8/2026 10:00:07
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がんによる死亡率は女性よりも男性の方が高いが、その理由の一端を説明し得る新たな研究結果が報告されました。米国立がん研究所(NCI)からの報告です。(Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention、2026年7月号)
2015~2022年にNCIのデータベースに登録された240万1,772例のがん症例が解析されました。解析では、がんを、1)原発巣にとどまる「限局がん」、2)近くのリンパ節への転移を伴う「領域がん」、3)別の臓器への転移を伴う「遠隔転移がん」の3段階に分類しました。
・その結果、女性と比べて男性では16種類のがんで、限局がんではなく領域がんとして診断される可能性が高いことが示されました。
・例えば、舌がんで151%、唾液腺がんで93%、口腔・咽頭がんで80%、甲状腺がんで74%、胃がんで67%高いことが示されました。
・また、男性では女性と比べて17種類のがんで、限局がんではなく遠隔転移がんとして診断される可能性が高いことも示されました。
・例えば、舌がんで134%、甲状腺がんで128%、唾液腺がんで97%、胃がんで56%、メラノーマで50%高いことが示されました。
・一方、喉頭がん、膀胱がん、肛門がん、肝がんでは、女性と比べて男性では進行した段階で診断される可能性が低いことが示されました。
以上より、同研究によると、男性は女性と比べてがんが最初に発生した部位(原発巣)から近傍のリンパ節や他臓器へ広がった段階でがんと診断される可能性が高いことが明らかになりました。
参考文献:
Sex Differences in Cancer Stage at Diagnosis of Nonreproductive Solid Organ Tumors in the United States, 2015 to 2022 | Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention | American Association for Cancer Research
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