減量で大事なのは食事の〇〇
2/26/2023 10:00:03
その他
今日のポイント:減量時は食べる頻度と量を重視する
米ジョンズ・ホプキンス大学より、効果的に痩せるための食事のとり方について研究報告がされました。(Journal of the American Heart Association誌、1月18日)
対象は、米メリーランド州およびペンシルベニア州の3つのヘルスケアシステムのいずれかに電子健康記録(EHR)があり、試験登録(2019年2〜7月)前の2年間に身長と体重の測定値が1件以上記録されている18歳以上の成人のうち、スマートフォンへのアプリ(Daily24)のダウンロードに同意した547人としました。
対象者の平均年齢は49.3歳で、女性が79.5%、白人が79.9%を占め、試験開始時の平均BMIは30.3でした。対象者はアプリを使って、食事を取る時間と量、入眠と起床の時間を6カ月間記録しました。研究グループは、各対象者の登録前(最長10年)と登録後(10カ月まで)の身長と体重の測定値をEHRから入手し、体重の変化を中央値で6.3年間追跡しました。
- 1日の最初の食事と最後の食事の間隔(平均11.5時間)、起床から最初の食事を取るまでの時間(平均1.6時間)、最後の食事から寝るまでの時間(平均4.0時間)、および睡眠時間(平均7.5時間)は体重の増減と関連しないことが明らかになりました。
- 大量(1,000kcal超)または中等量(500〜1,000kcal)の食事の1日当たりの摂取回数は体重増加と関連しました。
- 一方で、少量の食事(500kcal未満)の1日当たり摂取回数は体重減少と関連することも判明しました。
減量をする上で重要なのは、いつ食べるかではなく、食べる頻度と量である可能性が示唆されました。
参考:Association of Eating and Sleeping Intervals With Weight Change Over Time: The Daily24 Cohort | Journal of the American Heart Association (ahajournals.org)
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