トマトで認知機能改善?
8/11/2026 10:00:06
今日のポイント
→トマト摂取が健康な中年成人の認知機能をサポートする可能性
濃縮トマトペーストが認知機能に及ぼす影響を調査しました。スペイン・バルセロナ大学からの報告です。(Antioxidants誌、2026年5月19日号)
40~55歳の健康成人47人を対象に、ランダム化2期クロスオーバー試験を実施しました。対象者は、3ヵ月間の濃縮トマトペースト(体重1kg当たり0.5g/日)摂取と3ヵ月間のリコピン制限食摂取を、1ヵ月間のウォッシュアウト期間を挟んでランダムな順序で実施するよう割り付けられました。認知機能は、検証済みの神経心理学的検査(d2-R、顔・名前連想記憶検査、修正ウィスコンシンカード分類テスト)用いて評価しました。加えて、血漿リコピンおよびBDNF濃度、安静時機能的磁気共鳴画像法(fMRI)による評価も行われました。
・42人が研究を完了しました。
・トマト摂取は、選択的注意(集中力:+7.2ポイント、処理速度:+8.3ポイント)および連想記憶(顔・名前照合:+0.8ポイント)を改善しました。
・血漿脳由来神経栄養因子(BDNF)濃度は、トマト摂取によりボーダーラインの増加を示しました(平均差:15.2ng/mL)。
・安静時fMRIでは、脳ネットワークの変化(前頭頭頂ネットワークおよび聴覚ネットワークの接続性の低下)が認められました。
・これは、対照期間における背側注意ネットワークの接続性の低下とは対照的でした。
以上より、トマト摂取が健康な中年成人の認知機能をサポートし、脳の接続性を調節する可能性が示唆されました。
参考文献:
Tomato Intake Improves Cognitive Performance and Modulates Functional Brain Networks in Healthy Adults: A Randomized Crossover Clinical Trial
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