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コロナによる医療者の風評被害①

7/12/2022 10:00:02

新型コロナ

今日のポイント:医療従事者に対する言われなき差別が多発
 

コロナ感染症の流行により、それに対応する医療従事者に心無い言葉が多く投げつけらたのをご存じでしょうか?今回は実際にあった医療従事者に対する言われなき差別をご紹介していきます。(2021年2月3日 定例記者会見 公益社団法人 日本医師会)

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総回答数698件のうち「医師以外の医療従事者」に対する被害が277件(40%)と最大でした。主に看護師に対するものがものが多かったです。

① 医師に対する風評被害例

  • 新型コロナウイルス感染症の診療に関与していないにも関わらず(濃厚接触者にもあたらず)、自治体より乳幼児健診前の2週間は勤務に従事しないように要望された。
  • 防護服で診察していると、その恰好を揶揄された。
  • 医師が近所に引っ越してくることがわかった近所住民が「窓も開けられなくなる」「引っ越しを延期してもらえないか」などのクレームがでた。


② 医師以外の以上従事者に対する風評被害例

  • 新型コロナを診ている医療機関か否かにかかわらず、医療機関に勤務しているだけで、「近寄るな」「(集まりや習い事に)来ないで欲しい」「(美容院などの)予約を受けられない、しばらく利用を控えて欲しい」「一緒にエレベーターに乗るのが怖い」などの扱いや暴言を受けた。
  • 保育園などに子供の預かりを拒否され、新型コロナの対応に当たっていないことを説明しても聞き入れられず、仕事を休むことを強いられた。
  • 勤務先医療機関に初めて新型コロナ患者が入院した際、ほかの通院患者から「自分の家族は大丈夫なのか。何かあったら責任を取ってもらう」と言われた。
  • 買い物に行くと、知人である従業員から「何しに来たの?早く帰って」と言われた。


これらはいずれも実際にあった話です。
恐怖からこのような言動になっているのかもしれませんが、もし自分が言われたら・・・という目線で考えてみることは非常に重要ではないでしょうか?

  
参考:⽇本医師会 新型コロナウイルス感染症に関する ⾵評被害の緊急調査

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