日本人の不眠と関連因子
6/18/2024 10:00:05
その他
今日のポイント:高齢、女性、収入、痛みなどと関連あり
不眠症と不眠症に影響を及ぼす因子を調査しました。山形県立米沢栄養大学からの報告です。(Heliyon誌、2024年3月15日号)

対象は、2021年12月~2022年3月に睡眠関連項目を含む健康とライフスタイルに関するアンケートに回答した日本人一般集団7,873例です。不眠症状の定義は、アテネ不眠尺度(AIS)スコア6以上とした。不眠症状と独立して関連する因子を特定するため、多変量ロジスティック回帰分析を用いました。
・不眠症状が認められた割合は、23.4%でした。
・不眠症状と関連する因子は、高齢、女性、現在の収入では生活が非常に困難な状況、痛み/不快感、不安、幸福感の欠如、頻繁な夜間頻尿、入浴から就寝までの長さ、寝室の照度、歩行時間の短さでした。
・サブグループ解析で強い関連が認められた因子は、男性の歩行時間、女性の高BMI、高齢者の入浴から就寝までの時間、毎日の歩行時間でした。
以上より、不眠を取り除くにはその関連因子にも注目する必要がありそうです。
参考文献:Insomnia symptoms and related factors in a community-based population: The Yamagata Cohort study: Heliyon (cell.com)
この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓