スクリーンタイムと近視の関係
4/28/2025 8:00:00
その他
今日のポイント:たった1時間のスクリーンタイムの増加で近視リスクが上昇
スマホやタブレットなどのスクリーンを見る時間(スクリーンタイム)と近視の関係を調査しました。ソウル国立大学校(韓国)からの報告です。(JAMA Network Open、2025年2月21日)

45件の先行研究の33万5,524人(平均年齢9.3歳)のデータを統合して解析しました。
・1日当たりのスクリーンタイムが1時間増えるごとに近視のオッズが21%上昇するという、有意な線形の用量反応関係が示されました(オッズ比1.21、95%信頼区間1.13〜1.30)。
・次に、非線形の用量反応メタアナリシスを行い、スクリーンタイムの増加と近視リスクとの関連を検討しました。
・その結果、近視のオッズ比は、1日当たりのスクリーンタイムが1時間の場合で1.05(95%信頼区間1.01〜1.09)、2時間で1.29(同1.18〜1.41)、3時間で1.65(同1.39〜1.96)、4時間で1.97(同1.56〜2.40)、5時間で2.24(同1.67〜3.01)でした。
以上より、1日当たりのスクリーンタイムが1時間増えるごとに近視のリスクが高まり、近視になりやすい傾向が21%上昇する可能性が示唆されました。
参考文献:
Digital Screen Time and Myopia: A Systematic Review and Dose-Response Meta-Analysis - PMC
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