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若年期の働き方で中年期の健康状態が決まる

5/30/2024 10:00:00

その他

今日のポイント:若年期に不安定な勤務形態で働くと、中年期の健康に影響あり


若年期の勤務形態と中年期の健康状態について調査しました。米ニューヨーク大学からの報告です。(PLOS ONE、2024年4月3日)

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調査参加者が22歳のときから30年以上にわたって健康状態を追跡調査したNLSY79(National Longitudinal Survey of Youth-1979)のデータを用いて、7,336人のデータを分析しました。
・22歳から49歳にかけての勤務形態として、1)ほとんど働いていない(10%)、2)20代は標準的な勤務時間だったが、30代に入ると不安定な雇用形態に規定された変動的な勤務時間(夕方勤務や夜間勤務のような標準的ではない勤務時間やシフト勤務のような不規則な勤務時間など、勤務時間の定まらない不安定な勤務形態)での労働が主となった(17%)、3)20代は標準的な勤務時間だったが、30代に入ると不規則な勤務時間での労働が主となった(12%)、4)ほとんどは標準的な勤務時間だったが、たまに変動的な勤務時間での労働があった(35%)、5)常に標準的な勤務時間で働いていた(26%)の5パターンに分類されることが明らかになりました。
・さらに、20代は標準的な勤務時間だったが30代に入ると変動的で不規則な勤務時間での労働が主となった人では、50歳の時点で1日当たりの睡眠時間が最も短く、睡眠の質が最も低く、身体的および精神的な機能が最も低下しており、健康不良や抑うつ症状を報告する可能性が最も高いことが示されました。

以上、若い頃に午前9時から午後5時までの標準的な勤務時間ではない、変動的な勤務時間で働いていた人では、50歳の時点で睡眠の質の低下や抑うつ症状が現れている人が多い可能性が示唆されました。

参考文献:How our longitudinal employment patterns might shape our health as we approach middle adulthood—US NLSY79 cohort | PLOS ONE

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