食事速度は将来の体型に影響するか?
9/24/2026 10:00:07
今日のポイント
→長期間でみると早食いは肥満、遅食いは低体重と関連
食事の速度は体重の推移とどのように関連するのか調査しました。藤田医科大学からの報告です。(Nutrients誌オンライン版、2026年7月24日号)
後ろ向きコホート研究として、56万4,198例の日本人参加者の健康診断データを使用し、20代のBMI履歴に基づき、BMI<18.5を1回以上認めた「低体重歴あり」、BMI≧25.0を1回以上認めた「肥満歴あり」、20代の全健診で正常体重だった「正常体重のみ」の各グループに分類しました。全観察期間中に測定されたBMIのうち、それぞれの体重状態(低体重または肥満)を示した測定値の割合(0~25%、25~50%、50~75%、75~100%)に応じてさらに細分化しました。体重推移グループ間の経時的な差異を特徴付けるため、反復測定されたBMIデータについて線形混合効果モデルを用い解析しました。自己申告による食事速度とこれらのグループとの関連は、性別で層別化した多変量ロジスティック回帰モデルを用いて検討しました。
・BMIは男女ともに体重推移グループ間で明確な差が認められました。
・自己申告による食事速度は、体重推移グループと用量反応的かつ双方向の関連を示しました。
・女性では、肥満の割合が高くなるにつれて「早食い」のオッズが段階的に上昇し、肥満の割合が75~100%のグループでは調整オッズ比(OR)が1.47(95%信頼区間[CI]:1.40~1.53)に達しました。
・男性では、同グループにおけるORは2.40(95%CI:2.35~2.45)でした。
・その一方で、低体重の割合が高くなるにつれて「遅食い」のオッズが上昇し、低体重の割合が75~100%のグループでは、ORは女性で1.89(95%CI:1.82~1.96)、男性で2.45(95%CI:2.35~2.56)に達しました。
・追加解析では、自己申告による食事速度も追跡期間を通じて一貫性を示しました。
・具体的には、肥満の割合が75~100%の群では、ベースライン時に食事速度が「早い」と回答した参加者で、追跡時も「早い」と回答した割合の平均は女性72.33%、男性79.90%でした。
以上より、長期間でみると早食いは肥満、遅食いは低体重と関連することが示唆されました。
参考文献:
Self-Reported Eating Speed Is Dose-Dependently and Bidirectionally Associated with Long-Term Underweight- and Obesity-Related Weight-History Groups
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