ワクチンの“いま”に関する知識③(2022年3月版)
4/3/2022 9:30:02
新型コロナ
今日のポイント:軽症の場合は経過観察のみ。重症化リスクがあったり呼吸不全を伴う場合は、酸素投与、抗ウイルス薬、ステロイド薬などを使用する。
2022年3月版のコロナワクチンに関する“いま”の情報も今回で最後になります。とても勉強になりますね。
⑻コロナ検査は主に3種類
- PCR(核酸検出検査)
- 抗原定量検査
- 抗原定性検査
新たな検査法の確立により、鼻腔ぬぐい液や唾液を使った手法も登場しています。
⑼コロナの治療法
- 軽症の場合は、経過観察、必要に応じて解熱鎮痛剤などの対症療法を行います。
- 呼吸不全を伴う場合は、酸素投与や抗ウイルス薬、ステロイド薬(炎症を抑える薬)、免疫調整剤薬、中和抗体薬を使用し、改善しない場合は人工呼吸器等による集中治療を行います。
⑽ワクチンの種類、有効性、安全性
- 2022年3月1日時点で、ファイザー社、武田/モデルナ社、アストラゼネカ社の3社のワクチンが国内で使用されています。
- mRNAタイプのワクチンであるファイザー社のワクチンは5歳以上、武田/モデルナ社のワクチンは12歳以上の方が対象です。
- ウイルスベクタータイプのワクチンであるアストラゼネカ社のワクチンは原則40歳以上の方が対象です。
- 追加接種(3回目)は、ファイザー社または武田/モデルナ社のワクチンを18歳以上の方に接種可能です。
- ワクチンの発症予防効果は約70~95%程度で、感染や重症化を防ぐ効果も確認されています。
- 接種後に注射部位の痛み、疲労、頭痛などを感じる人は50%程度、筋肉や関節の痛み、悪寒、下痢、発熱などが10%以上に見られます。こうした症状の大半は数日以内に回復します。
⑾変異について
- 一般にウイルスとは増殖・流行を重ねる過程で少しずつ変異をしていくものです。
- 新型コロナウイルスは約2週間に1か所程度の変異をしていると考えられています。現在はB.1.1.529系統の変異(オミクロン株)が流行の中心になっています。
- 変異株に対してもこれまで同様に3密の回避、手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスなどを継続することが重要です。
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