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追加接種と入院率の関係とは?

3/8/2022 9:30:02

新型コロナ

今日のポイント:追加接種でデルタ株は83分の1、オミクロン株は23分の1に減少!


 追加接種による感染率と入院率を調べた米国カリフォルニア州のデータが発表となりました。(CDCのMorbidity and Mortality Weekly Report 2022年2月4日号)

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 2021年11月7日~2022年1月8日に報告されたコロナ感染者42万2,996人のうち、ワクチン未接種者は14万1,928人(33.6%)、2回接種+追加接種者は5万6,185人(13.3%)、2回接種者は22万4,853人(53.2%)でした。
デルタ株が猛威を振るっていた2021年12月11日までの14日間で、ワクチン未接種者の感染率は、2回接種+追加接種者の12.3倍、2回接種者の3.8倍でした。入院率は、それぞれの83.0倍、12.9倍でした。

  • オミクロン株が猛威を振るっていた2022年1月8日の週では、ワクチン未接種者の感染率は、2回接種+追加接種者の3.6倍、2回接種者の2.0倍でした。入院率は、それぞれの23.0倍、5.3倍でした。
  • 期間中、ICU入院、人工呼吸器装着などのエピソードは、ワクチン未接種者が2回接種+追加接種者および2回接種者よりも有意に高いとされました。(p<0.001)
  • 未接種者が感染率、入院率が最も高く、2回接種+追加接種者が最も低いと結論付けられました。

以上のように、ワクチン追加接種による効果として、感染率と入院率を大きく下げることはほぼ間違いないようです。


参考:SARS-CoV-2 Infection and Hospitalization Among Adults Aged ≥18 Years, by Vaccination Status, Before and During SARS-CoV-2 B.1.1.529 (Omicron) Variant Predominance — Los Angeles County, California, November 7, 2021–January 8, 2022 | MMWR (cdc.gov)

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