歩数計を身に付けるだけで運動量増加?!
10/30/2022 10:00:03
その他
今日のポイント:歩数計を身に付けるだけで運動量は増加する
今回はダイエットに取り組みたい方には朗報の研究成果です。歩数計を身に付ける人は、特別の運動意識がなくても、あるいは歩数を確認できない状況であっても、身に付けていない人に比べて1日の歩数が増えることが明らかにされました。米国・ブリガムヤング大学からの報告です。(American Journal of Health Behavior、9月4日号)
参加者は全部で90人で、30人ずつ3つの群にランダムに割り付けられました。3群のうちの2群には、画面表示のない歩数計(Mi Band)を2週間、常に身に付けさせました。歩数計を身に着ける目的は歩数測定ではなく、歩数測定に対する意識を誘導することだった。2群のうちの1群(歩数意識群)にはそれ以上の説明をせず、もう1群(歩数意識+記録群)にはMi Bandと同期できるアプリをインストールし、そのアプリで毎晩、1日の歩数を確認して記録しました。残る1群は対照群で、最初に人口統計学的なデータを集めた後は、2週間後に研究室に来るよう指示を出しただけでした。
- 2週間後に歩数データを取得して分析しました。
- 介入期間中の1日当たりの平均歩数は、対照群と比べて、歩数意識群で418.7歩、歩数意識+記録群で317.8歩多かったが、いずれも統計的に有意差を認めませんでした(P>0.05)。
- ただし、歩数意識群と歩数意識+記録群を組み合わせた場合には、対照群よりも388.3歩多くなり、これは統計的に有意差を認めました(P<0.05)。
以上の結果より、日々の運動量を少しでも増やしたい人には、歩数計は効果的な手法かもしれませんね。
参考:The Effect of Wearable Activity Monitor Presence on Step Counts: Ingenta Connect
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