コロナ自宅死の概要
12/25/2022 10:00:03
新型コロナ
今日のポイント:コロナ自宅死は、70歳以上、基礎疾患有りが多い
2022年12月7日に「新型コロナ患者の自宅での死亡事例に関する自治体からの報告について」という報告が発表されました。
調査期間中776名の自宅で死亡した者を解析し、死亡者の79%が70代以上であり、基礎疾患がある者が69%、親族などと同居が42%いました。
- 期間: 2022年7月1日~8月31日、地域:全国都道府県
- 条件:新型コロナウイルス感染症患者(死後陽性確認者も含む)で自宅にて死亡した者を本年10月に都道府県を通じ、その年齢、基礎疾患、同居の有無、ワクチン接種歴、死亡に至るまでの経過などを調査しました。(ただし自宅療養中に症状が悪化し、医療機関に入院した後に死亡した事例は除く)
- 合計776名(男性460名、女性316名)
- 死亡時の年齢構成:80代以上が58%、70代以上が21%、60代以上が9%
- 基礎疾患の有無:「あり」が69%、「なし」が19%、「不明」が12%
- ワクチンの接種歴:「不明」が34%、「3回」が28%、「未接種」が20%
- 単身・同居などの状況:「不明」が48%、「同居」が42%、「単身」が10%
- 死亡直前の診断時の症状の程度:「軽症・無症状」が41.4%、「中等症」が13.1%、「重症」が7.1%、「不明または死亡後診断」が38.4%
- 「生前に陽性が判明した者」は70.1%、「死後に陽性が判明した者」は29.9%
- 「発生届の届出日が死亡日よりも前であった事例」が50.6%、「発生届の届出日が死亡日と同日であった事例」が31.2%、「発生届の届出日が死亡日以降であった事例」が17.9%、「不明」が0.3%
- 「自宅療養の希望あり」が22.8%、「希望なし」が10.3%、「不明者および死後陽性が判明した者」が66.9%
以上のように、70歳以上で基礎疾患有りの場合は注意して自宅内療養生活を送る必要がありそうです。
参考:新型コロナ患者の自宅での死亡事例に関する自治体からの報告について
この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓