親の離婚を経験した子どもは成人期の〇〇病リスクが高い
10/4/2026 10:00:00
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→親の離婚を経験した子どもは成人期のうつ病リスクが高い
親の離婚を経験した子どもの成人期のうつ病発症リスクを調査しました。ティンデール神学大学(カナダ)からの報告です。(Psychiatry Research、2026年7月29日)
今回の研究では、州保健局と米疾病管理予防センター(CDC)が実施する横断調査である行動リスク要因監視システム(Behavioral Risk Factor Surveillance System;BRFSS)の公開データ(2021~2024年)を用いて、小児期に虐待を経験していない12万8,264人を対象に、親の離婚と成人期のうつ病や精神的苦痛との関連を検討しました。対象者の72.5%は親が婚姻関係を維持しており、25.8%は親が離婚しており、1.7%は親が一度も結婚していませんでした。対象者の15.5%は生涯のどこかの時点でうつ病の診断を受けており、11.4%は過去1カ月間に頻繁な精神的苦痛(frequent mental distress;FMD)があったと報告しました。
・解析の結果、親が離婚した群では親が婚姻関係を維持していた群と比べて、生涯のどこかの時点でうつ病の診断を受けるオッズが41%高くなりました(オッズ比1.41、95%信頼区間〔CI〕1.32~1.51)。
・ただし、親の精神疾患や物質使用を考慮すると関連は弱まり、オッズ比はそれぞれ1.13(95%CI 1.05~1.21)、1.21(95%CI 1.13~1.30)となりました。
・さらに、両方の要因を同時に考慮すると、うつ病診断との関連は統計学的に有意ではなくなりました。
・過去1カ月のFMDとの関連についても、親が離婚した群では親が婚姻関係を維持していた群と比べて、FMDのオッズが55%高くなりました(オッズ比1.55、95%CI 1.43~1.67)。
・ただし、うつ病の診断と同様、親の精神疾患や物質使用を考慮すると関連は弱まり、オッズ比はそれぞれ1.32(95%CI 1.21~1.43)、1.36(95%CI 1.26~1.48)となりました。
・両方の要因を同時に考慮した場合でも、FMDとの関連は有意なままでした(オッズ比1.24、95%CI 1.14~1.34)。
・また、親が一度も結婚していなかった群では、親が婚姻関係を維持していた群と比べて、生涯のうつ病診断のオッズが31%高くなりました(オッズ比1.31、95%CI 1.06~1.62)。
・しかし、親の精神疾患や物質使用などを考慮すると関連は弱まり、統計学的に有意ではなくなりました。
・過去1カ月間のFMDについても、親が一度も結婚していなかった群では、親が婚姻関係を維持していた群と比べてFMDのオッズが92%高くなりました(オッズ比1.92、95%CI 1.52~2.44)。
以上より、親が離婚した子どもは、親が婚姻関係を維持していた子どもと比べて成人期にうつ病と診断されるオッズが41%高いことが示されました。
参考文献:
Long after the split: The association between parental divorce and mental health in adults - ScienceDirect
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