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4回目ワクチン、効果持続は?

6/14/2022 10:00:00

新型コロナ

今日のポイント:接種後3週目に効果ピーク
 
 
 4回目の接種を考えている方、特に高齢者に対する4回目接種が少しずつ話題となっている昨今ですが、今回は4回目接種に関するイスラエルの最新の論文を紹介してみようと思います。(BMJ誌2022年5月24日)

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 イスラエルの健康保険データベースを利用し、後ろ向きの研究でデザインし、2022年1月10日~2022年3月13日までのデータを解析しました。60歳以上、対象期間中に少なくとも1回以上はPCR検査を受けた9万7,449例を対象にしました。コロナ感染の有無と重症化を主要評価項目にしました。以下結果です。

  • 解析対象の9万7,449例のうち、4回接種者は2万7,876例、3回接種者は6万9,623例でした。
  • 4回目接種者は、3回接種者に比較してコロナ感染および重症化ともに、接種後3週目まで効果を認めました。
  • 感染予防効果は時間の経過とともに低下し、4回接種の相対的効果は接種後3週目(14~20日)に65.1%でピークとなり、以降は減少し、10週目(63~69日)には22.0%となりました。
  • 4回接種による重症化に対する効果は非常に高く維持され、接種後7~27日で77.5%、28~48日で72.8%、49~69日で86.5%でした。
  • ただし、重症化は比較的まれで、追跡期間中のコロナ関連入院・死亡の発生は全体で572例(0.25%)、そのうち死亡は106例で、77例は3回接種のみでした。

以上のように、4回目接種による感染予防効果は短期間ですが、重症化予防には重要な役割を果たすかもしれません。基礎疾患を持たれている方や高齢で重症化リスクを抱えている方には検討の余地があるかもしれません。


参考:Short term, relative effectiveness of four doses versus three doses of BNT162b2 vaccine in people aged 60 years and older in Israel: retrospective, test negative, case-control study | The BMJ

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